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全国戦没者追悼式に参列するため、日本武道館の階段を上る遺族ら=2023年8月15日、東京都千代田区、嶋田達也撮影

 終戦から79年となる15日、政府主催の全国戦没者追悼式が日本武道館(東京)で開かれる。全国の遺族約3200人や、天皇、皇后両陛下、岸田文雄首相ら約700人が参列する予定。遺族を含む参列者数は、新型コロナウイルスの影響で絞ってきたが、一定程度増える見通し。

 厚生労働省によると、遺族は47都道府県の3215人が参列する予定。全体では4300人程度となる見込みで、コロナ禍前の2019年(約6200人)の約7割となる。

 戦争を知らない世代が多くを占める。参列予定の遺族のうち、戦後生まれは1513人で全体の47・1%と過去最多に。配偶者はわずか2人(0.1%)。子が最も多く、1344人(41.8%)。

 追悼式は15日午前11時5…

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